空の思想史

空の思想史

【重要】 大文字版オンデマンドの表紙はこの画像とは異なります

上記の画像は文庫版(元本)のカバーです。本の内容をお伝えするために掲出しました。「大文字版オンデマンド」の表紙は、全点統一デザイン(こちら)。カバーはつきません。

■商品説明

一切は空である。神も世界も私すらも実在しない。
インド仏教がその核心として生んだ「空の思想」は絶対の否定の果てに、一切の聖なる甦りを目指す。
やがてこの全否定の思考は、チベット・中国・日本への仏教東漸の中で、「世界を生みだす無」「真理としての空」という肯定色を強めていく。
アジアで花開いたラディカリズムの深い変容を追う二千年史。

【目次】
第1章 世界宗教と空
第2章 ヒンドゥー哲学と空思想
第3章 インド仏教の空思想
第4章 インド仏教における空(1)――原始仏教
第5章 インド仏教における空(2)――初期大乗仏教
第6章 空と否定――否定における領域の問題
第7章 空と自性
第8章 空と論理
第9章 後期インド仏教と空
第10章 チベット仏教における空
第11章 中国仏教における空(1)――天台仏教
第12章 中国仏教における空(2)――華厳仏教と禅
第13章 日本仏教における空(1)――最澄と空海
第14章 日本仏教における空(2)――仏教の近代化
第15章 空思想の現在


著者
立川武蔵(たちかわ・むさし)
1942年、名古屋生まれ。名古屋大学文学部卒業後、ハーバード大学大学院にてPh.D取得。名古屋大学文学部教授、国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学教授、愛知学院大学文学部教授を務める。国立民族学博物館名誉教授。専攻は、仏教学、インド学。文学博士。中村元東方学術賞・紫綬褒章受賞。著書に『西蔵仏教宗義研究』(第1巻・第5巻)『「空」の構造』『曼荼羅の神々』『女神たちのインド』『はじめてのインド哲学』『中論の思想』『日本仏教の思想』『マンダラ』『ブッダの哲学』『最澄と空海』『密教の思想』『般若心経の新しい読み方』『空の思想史』『ヨーガと浄土』『ヒンドゥー神話の神々』『ヒンドゥー教の聖地』『仏はどこにいるのか』『ブッダから、ほとけへ』ほか多数。

■著者

【立川 武蔵著】

この大文字版オンデマンドは書店では購入できません

¥ 2,497 (税込)
送料について

在庫 在庫有り

閉じる

前へ 次へ