諸子百家
【重要】
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■商品説明
春秋・戦国を彩る思想家たちの才智と戦略。戦乱の世に自らの構想を実現すべく諸国を遊説した諸子百家。利己と快楽優先を説いた楊朱、精緻な論理で存在の実体を問う公孫龍から老子、孔子までその実像に迫る。
春秋・戦国の乱世に自らの理想を実現すべく諸国を巡った諸子百家。快楽至上主義の楊朱と兼愛の戦士・墨子の思想がなぜ天下を二分するほど支持されたのか。五徳終始説と大地理説で新王朝の出現を促進した鄒衍(すうえん)の雄大な構想、「白馬は馬に非ず」とした公孫龍(こうそんりゅう)の緻密な論理とは。新出土資料で判明した老子、孫子、孔子などの実像も、興味深く説き明かす。
*本書は、2000年4月に小社より刊行された『諸子百家』を底本としました。
【目次】
序章 諸子百家とは何か
第1章 無為の哲人・老子
第2章 混沌の魔術師・荘子
第3章 歴史否定の快楽主義者・楊朱
第4章 受命なき聖人・孔子
第5章 失敗した革命家・孟子
第6章 兼愛の戦士・墨子
第7章 相対判断の破壊者・恵施
第8章 最後の古代論理学者・公孫龍
第9章 宇宙論的政治思想家・鄒衍
第10章 中国兵学の最高峰・孫子
第11章 法術思想の貴公子・韓非子
■
著者
浅野裕一(あさの・ゆういち)
1946年仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。島根大学を経て、現在、東北大学大学院国際文化研究科教授。中国哲学専攻。主な著書に『黄老道の成立と展開』『中国の古典 孫子』『孫子を読む』『鑑賞 中国の古典 孟子・墨子』(共著)、『孔子神話』など。
■著者
【浅野 裕一著】

