言葉・狂気・エロス 無意識の深みにうごめくもの
【重要】
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■商品説明
無意識レベルの欲動と意識の存在様式を読む意味を固定させることなく激しく滑り流れる欲動のエネルギー。言葉の活動の場、狂気・エロスの発現の場から人間は何をみにまとうのか。スリリングな哲学の冒険。
言葉の音と意味の綴じ目が緩んだとき現れる狂気、固定した意味から逃れ生の力をそのまま汲み取ろうとする芸術、本能が壊れたあとに象徴的意味を帯びてイメージ化されるエロティシズム。無意識レベルの欲動エネルギーを覆う言葉の網目をかいくぐって現れる人間的活動のありようとは? ソシュール研究で世界的に有名な著者が言葉の深層風景に迫る。
*本書の原本は1990年6月、小社より刊行されました。
【目次】
プロローグ――始原(アルケー)も終極(テロス)もなく
第1章 「イカ天」とペレストロイカ
第2章 文化という記号
第3章 意識と無意識
第4章 深層の言葉と言語芸術
第5章 狂気の言葉
第6章 エロ・グロ・ナンセンス讃
第7章 虚構の美と生活世界
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丸山圭三郎(まるやま・けいざぶろう)
1933年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。国際基督教大学を経て、中央大学教授。専攻は仏文学・言語哲学。1993年没。
■著者
【丸山 圭三郎著】

