世界の法思想入門
【重要】
大文字版オンデマンドの表紙はこの画像とは異なります
■商品説明
常識を覆す、西欧法偏重の法思想観への挑戦。西欧法の普遍性と特殊性とは? イスラム・中国など非西欧圏の法思想とは? 諸法思想を固有の歴史と文化に絡めて紹介、比較し、西欧法思想を批判的に再評価する。
世界には様々な法体制が併存する。それらは相互に影響しあい形成されてきた。本書は西欧法思想を唯一普遍とする認識を見直し、非西欧の法思想にも目を向ける。ローマ法の源流であるユダヤ法、アラブ民族以外にも普及した包容性をもつイスラム法、一元的原理がなく西欧法移植に成功した日本法。多様な法思想を固有の歴史や文化に絡めて紹介、比較し、西欧法思想の特殊性を炙り出す。
*本書の原本は、1986年日本評論社より刊行された「要説・世界の法思想」です。文庫化にあたり改題しました。
【目次】
序論 法思想論の現代的課題
第1編 西欧法思想の西欧性
序章 西欧法思想の特徴と歴史
第1章 西欧法思想の源流
第2章 西欧法思想の成立
第3章 西欧法思想の展開
第4章 西欧法思想の相対化
第2編 非西欧法文化の法思想
序章
第1章 ユダヤ法思想
第2章 イスラム法思想
第3章 ヒンドゥー法思想と仏教法思想
第4章 中国法思想
第5章 日本法思想
第6章 固有法思想
結論 諸法思想の比較的特徴
■
著者
千葉正士(ちば・まさじ)
1919年生まれ。東北大学大学院法哲学専攻修了。法学博士。東京都立大学教授、東海大学教授を歴任。東京都立大学名誉教授。
■著者
【千葉 正士著】

