西洋中世奇譚集成 東方の驚異
【重要】
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■商品説明
乳と蜜の流れる東方の楽園に表れた異国趣味。「インド」の王中の王ヨハネの手紙とは何か? 豊富な宝物、奇怪な動植物や人種たち。暗黒の時代=中世の人々の想像界と心性に分け入る。本邦初訳出。
謎のキリスト教王国を支配する「インド」の王中の王ヨハネ=プレスター・ジョンから西方の皇帝宛の書簡と、東方大遠征の途次にアレクサンドロス大王がアリストテレスに送った手紙。そこに描かれる乳と蜜の流れる東方の楽園には、黄金と象牙と宝石が溢れる壮麗な王宮が煌めく。一方で鰐皮の蟹、犬頭人など奇怪な動植物や人種が跋扈する。東方幻想に中世人の想像界の深奥を読み解く。
【目次】
1 アレクサンドロス大王からアリストテレス宛の手紙(ラテン語)
2 司祭ヨハネの手紙1 (ラテン語ヴァージョン)
3 司祭ヨハネの手紙2 (古フランス語ヴァージョン)
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著者
逸名作家
訳者・解説
池上俊一(いけがみ・しゅんいち)
1956年愛知県生まれ。1983年東京大学大学院人文科学研究科 (西洋史学専攻)博士課程中退。1991年東京大学教養学部助教授、その後東京大学大学院総合文化研究科教授(~2021年)。博士(文学)。現在東京大学名誉教授。
主要著書に『動物裁判』『狼男伝説』『イタリア・ルネサンス再考』『ロマネスク世界論』『ヨーロッパ中世の宗教運動』『パスタでたどるイタリア史』に』『ヨーロッパ中近世の兄弟会』『ヨーロッパ中世の想像界』『ヨーロッパ史入門(全2冊) などがある。
■著者
【逸名作家著】
【池上 俊一訳・解説】

