満州事変

満州事変

【重要】 大文字版オンデマンドの表紙はこの画像とは異なります

上記の画像は文庫版(元本)のカバーです。本の内容をお伝えするために掲出しました。「大文字版オンデマンド」の表紙は、全点統一デザイン(こちら)。カバーはつきません。

■商品説明

十五年戦争の契機となった紛争の実像とは? 現在の日中関係にも影を落とす満州事変。山東出兵、張作霖爆殺、満州国建国、国際連盟脱退――。膨大な史料の精緻な読みによって、事件の全貌を鮮やかに再現する。

1931年9月18日、奉天郊外の柳条湖で南満州鉄道の線路が爆破された。この事件を契機に、大陸での勢力拡大を目論む関東軍は満州(現・中国東北部)全土を占領する。膨大な史料の精緻な読みをとおして、第一次山東出兵、張作霖爆殺事件から、関東軍の暴走、満州国建国、国際連盟脱退まで、当時の状況を詳細に再現、近現代史の問題点を抉剔する。

*本書の原本は、1974年に中公新書として刊行されました。

【目次】
1 緊迫する中国東北地方
   プロローグ――共産軍の長沙占領
   満鉄包囲網の形成
   国民党と関東軍
   万宝山事件および中村大尉殺害事件

2 陰謀をめぐって
   九・一八事件
   東京――若槻内閣
   張学良と蒋介石
   列国の反応

3 拡大する戦火
   錦州爆撃
   十三対一――期限付撤兵
   天津事件とチチハル攻略
   幣原外交の終焉
   スチムソン・ドクトリン――不承認方針

4 新しい戦争
   上海
   一・二八――陸軍の上海派兵
   注視する列国
   中国軍の抵抗――上海戦の終結
   エピローグ――玉と鏡と剣


著者
島田俊彦(しまだ・としひこ)
1908~1975。東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。元武蔵大学教授。専攻は現代日中関係史。

■著者

【島田 俊彦著】

この大文字版オンデマンドは書店では購入できません

¥ 2,728 (税込)
送料について

在庫 在庫有り

閉じる

前へ 次へ