春画 片手で読む江戸の絵
【重要】
大文字版オンデマンドの表紙はこの画像とは異なります
■商品説明
美ではなく、欲望を、現実ではなく、幻想を描いたのが春画である!
江戸人の思考と江戸時代の性(セクシュアリティ)を手掛かりに、春画を再解釈する。
武士のお守り? 性生活の手引き? いいえ、ポルノグラフィーです。
独身男(セリバ)たちが溢れた江戸は、遊郭が栄え、艶本(えほん)が数多板行され、男色も当たり前だった。枕絵、笑絵、危絵、美人画……。浮世絵の性化(エロテイサイズ)された画像を対象に、縦横無尽に議論する。春画を、「美術」ではなく、江戸の性の文脈で捉え直し、斬新な解釈を提示する。
(解説・上野千鶴子)
*本書の原本は、1998年4月に小社より刊行されました。
【目次】
第1章 春画・セクシュアリティ・美人画
第2章 分節される身体
第3章 春画の中のシンボル
第4章 窃視の政治学
第5章 性と外界
■
著者
タイモン・スクリーチ
1961年生まれ。オクスフォード大学卒業。ハーヴァード大学大学院美術史学博士号取得。現在、ロンドン大学SOAS教授。専門は、日本美術史、江戸文化論。
訳者
高山宏(たかやま・ひろし)
1947年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。明治大学教授。
■著者
【タイモン・スクリーチ著】
【高山 宏訳】

