ことばの重み 鴎外の謎を解く漢語

ことばの重み 鴎外の謎を解く漢語

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■商品説明

針の穴のような微小の一語からでもひろい天をあおぐ――鴎外の漢詩、漢文は正しく読まれているか

「上代以来の日本文学の中の片々たることば、その一語一語の性格を確かめる作業を、私は一生のつとめとしてきた。鴎外の漢語も例外ではない。いわば「顕微鏡的」なその学問の方法に、「何と瑣末な……」と思われるむきには、このように答えるしかない。「いったい学問に関して、どこまでが瑣末で、どの程度ならば瑣末でないのか」と。」――著者

※本書の原本は、1984年、新潮社より刊行されました。

【目次】
第一「赤野」 『航西日記』にみる鴎外の“剽窃”
第二「望断」 それは誤読の発見に始まった
第三「繁華」 青森の花柳の巷はいつ焼けたか
第四「青一髪」 東の詩人頼山陽と西のワーグナー楽劇
第五「易北」 『独逸日記』、魂飛ぶ先の女性たち
第六「妃嬪」 ベルリン七首と碧灯車上の客
第七「涙門」 舞姫エリス、『還東日乗』の虚実像
第八「葫蘆」 わたしを悩ませた『小倉日記』の語群
第九「舂く」 『うた日記』のあや――万葉語と漢詩語
第十「暗愁」 大正天皇詩集とハルピン駅頭の伊藤博文
第十一「今夕」 ことばは揺れる――失われた明治の詩嚢


著者
小島憲之(こじま・のりゆき)
1913~1998。京都帝国大学文学部卒業。大阪市立大学教授を務めたのち、大阪市立大学名誉教授。国文学者。専攻は上代文学

■著者

【小島 憲之著】

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