ルネサンスの神秘思想

ルネサンスの神秘思想

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■商品説明

自然魔術、降神術、占星術、錬金術、数秘術、呪術的音楽、カバラ……。
暗黒の中世を経て、甦った古代の神々と叡智。
もうひとつのルネサンス文化・思想史

千年の「暗黒時代」の後、ルネサンスが花開く。エジプト、ギリシア、古代ヨーロッパの数多の神々が召喚され、<古代神学>が大興隆。ヘルメス、ゾロアスター、ピュタゴラスらの教説の神秘主義的刻印とは? 哲学・思想・宗教的諸説混淆(シンクレティズム)の精神風景を、オカルトも交え描く。15世紀フィレンツェで咲き乱れた神秘思想へのコンパクトで本格的な入門書。

「<神々は再生した>。……古典古代のさまざまな宗教的観念(あるいは祭儀さえも)が復活しようとしていたのである。そして、キリスト教の<唯一の神>と異教の<神々>との対話、闘争、講和が、イタリア・ルネサンスの文化と思想を根底で条件づけているのである。……ヘルメス、ゾロアスター、オルフェウス、ピュタゴラスたちの教説は、自然魔術、降神術、占星術、錬金術、数秘術、呪術的音楽など、いわゆるオカルト学的要素や神秘主義的傾向を多く含んでいる。」――<「プロローグ」より抜粋>

※本書の原本『神々の再生――ルネサンスの神秘思想」は、1996年東京書籍より刊行されました。

【目次】
 プロローグ ジョヴァンニ・ダ・コレッジョ、あるいは<神々の再生>
第一部 <神々の再生>の歴史
 第一章 蘇るオリュンポス神――詩の復興
 第二章 異教哲学の再生
 第三章 プラトン主義とキリスト教
 第四章 <哲学的平和>の夢
第二部 <神々の再生>の諸相
 第五章 エジプトの誘惑
 第六章 <古代神学>と魔術
 第七章 占星術と宮廷芸術
 第八章 カバラの秘儀
エピローグ ジャンフランチェスコ・ピーコ、あるいは<神々の黄昏>


著者
伊藤博明(いとう・ひろあき)
1955年北海道生まれ。北海道大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、埼玉大学教授。専門はルネサンス思想史・芸術論。

■著者

【伊藤 博明著】

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