武士の誕生
【重要】
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■商品説明
草深い辺境から「都の堕落した貴族」を倒すために現れたのか、それとも武芸を生業とした貴族社会の一員だったのか――。近年活況を呈する武士論の二つの見方を統合し、「武士誕生」の道筋を描く。古代の蝦夷との戦争が坂東の地に蒔いた「武の遺伝子」は、平将門、藤原秀郷らによって育まれ、武家の棟梁たる源義家、頼朝らによって大きく開花した。
*本書の原本は、原本「武士の誕生―坂東の兵どもの夢」は、1999年に日本放送出版協会より刊行されました。
【目次】
はしがき
序章 ある武士団のものがたり――烟田一族の盛衰
1 怨乱――蝦夷問題の遺産
2 反乱――坂東の夢
3 内乱――棟梁の時代
終章 武士の発見
■著者
【関 幸彦著】
1952年北海道生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻後期博士課程修了。鶴見大学文学部教授などを経て,現在,日本大学文理学部教授。主な著書に『北条政子』『東北の争乱と奥州合戦』『百人一首の歴史学』『鎌倉殿誕生』『その後の東国武士団』『承久の乱と後鳥羽院』ほか。

