デリダ 脱構築と正義
【重要】
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■商品説明
ポスト構造主義を代表する哲学者、ジャック・デリダ。ロゴス中心主義が「まったき他者」を排除・隠蔽してきた歴史を暴き出した尖鋭で長大な問いかけは、我々に影響を与え続けている。脱構築、散種、差延をはじめとする独創的な概念を生み出した思想の核となる「哲学的」モチーフをとらえ、彼が呈示した「他者との関係としての正義」を潜在的・顕在的に追究する。
*本書の原本は、1998年3月、小社より「現代思想の冒険者たち」第二十八巻として刊行されました。
【目次】
まえがき
第一章 砂漠のなかの砂漠
第二章 形而上学とは何か
第三章 言語・暴力・反復
第四章 法・暴力・正義
第五章 メシア的なものと責任の思考
デリダ略年譜
主要著作ダイジェスト
キーワード解説
読書案内
原本あとがき
文庫版へのあとがき
解説 宮﨑裕助
■著者
【高橋 哲哉著】
1956年生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。専攻は哲学。東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に『逆光のロゴス』『記憶のエチカ』『戦後責任論』『歴史/修正主義』『「心」と戦争』『証言のポリティクス』『反・哲学入門』『教育と国家』『靖国問題』『犠牲のシステム福島・沖縄』『原発の「犠牲」を誰が決めるのか』などがある。

