イスラーム的 世界化時代の中で

イスラーム的 世界化時代の中で

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■商品説明

イスラームの基本的概念と、20世紀終盤の世界的な「イスラーム復興」の動きを社会人類学者が解説。急進的な「イスラーム主義」運動は、「近代欧米社会より遅れている」から発生した一部の特殊な勢力ではなく、1970年代以降に、近代化と近代教育を経験したムスリムによって担われてきた「イスラーム復興」の動きの中で生じてきたものだという。2000年に執筆され、その後のイスラームをめぐる動向を的確に予見した必読書。

アラブ・ムスリム世界を調査・研究のフィールドとしてきた社会人類学者が、イスラームの基本的概念と、20世紀終盤に世界的に見られた「イスラーム復興」の動きを解説する。ユダヤ教、キリスト教と同じ「神」、同じ聖地をもつイスラームはどのように生まれ、発展したか。そして、近年の「イスラム原理主義」をどうとらえるか。

著者によれば、いわゆる「イスラム原理主義」とは、キリスト教のファンダメンタリズムを安易にイスラームに当てはめた西側からの他称(レッテル)であり、イスラームへの誤解に基づいているという。そして、昨今の対外的戦闘行為を含む急進的な「イスラーム主義」運動は、けっして「近代化されていないから」「民主主義を知らないから」といった「近代欧米社会より遅れている」から発生した一部の特殊な勢力というわけではなく、1970年代以降に、近代化と近代教育を経験したムスリムたちによって担われてきた「イスラーム復興」の動きの中で生じてきたものだという。本書は、2000年、すなわち「アメリカ同時多発テロ」や「イラク戦争」以前に執筆されたものだが、その後のイスラームをめぐる動向を的確に予見しており、この半世紀のイスラーム世界を深く理解するための必読書といえる。巻末には、京都大学大学院教授・小杉泰氏が解説を執筆。

*〔2000年、日本放送出版協会刊の同名書籍の文庫化〕

【目次】
第一部 イスラームとは何か――人類学的アプローチ
第一章 原風景
第二章 ユダヤ教・キリスト教・イスラーム
第三章 メッカ巡礼
第四章 ムスリムの聖者
第五章 部族・民族と宗教
第六章 ウンマとネイション
第二部 原理主義・ファンダメンタリズム・イスラーム主義――宗教復興の時代
第七章 イスラーム復興との出会い
第八章 イスラーム主義とイスラーム復興
第九章 オブジェクト化されたイスラーム
第十章 ワッハーブ主義的イスラーム
第一一章 宗教的ファンダメンタリズムの人類学
第一二章 言説としてのファンダメンタリズム/原理主義
第一三章 「文明の衝突」の時代?

■著者

【大塚 和夫著】

1949年北海道生まれ。東京都立大学人文学部卒。博士(社会人類学)。国立民族学博物館助教授、東京都立大学教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授等を務め、2009年没。主な著書に『異文化としてのイスラーム』『いまを生きる人類学』『イスラーム主義とは何か』などのほか、共編『岩波イスラーム辞典』など。

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