立志・苦学・出世 受験生の社会史
【重要】
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■商品説明
明治初期「勉強立身」の言説が高まり、学校の序列化も進むと、青少年の上昇移動への野心は新たな「受験的生活世界」を生み出す。怠惰・快楽を悪徳とし、受験雑誌に煽られて刻苦勉励する受験生の禁欲的生活世界を支えた物語とは何なのか。受験のモダンと、昭和四〇年代以降の受験のポストモダンを解読。
*本書の原本は、1991年に小社より刊行されました。
【目次】
はじめに
第一章 受験生の一日──明治四〇年七月九日
第二章 勉強立身から順路の時代
第三章 受験雑誌の誕生
第四章 「受験生」という物語
第五章 苦学と講義録の世界
第六章 受験のポストモダン
アフター大衆受験圧力釜社会論 学術文庫版あとがきにかえて
注
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著者
竹内洋(たけうち・よう)
1942年新潟県生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士(京都大学)。京都大学大学院教授等を経て、関西大学人間健康学部教授。京都大学名誉教授
■著者
【竹内 洋著】

