唯識の思想
【重要】
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■商品説明
科学・哲学・宗教の三面をあわせもつ普遍的な仏教思想、唯識。「すべては心の中の出来事にすぎない」とする、この大乗仏教の根本思想は、八種の識が世界を生み出し、心に生じる感情や思考は表層に現れると説く。不可思議にして深淵な心の構造を深層から観察・分析し、その秘密を解く唯識思想とは何か。この古くて新しい思想を解説する最良の唯識入門。
科学・哲学・宗教の三面をあわせもつ普遍的仏教思想、唯識。「生かされて生きること」を智る大乗仏教の根本思想は、八種の識が世界を生み出し、感情や思いや言葉は深層の心から表層に現れると説く。不可思議にして深淵な心の構造を観察・分析し、そのありようを解き明かす唯識とは何か。この古くて新しい思想の世界へといざなう、最良の唯識入門書。
*本書の原本は、2002年12月、日本放送出版協会よりNHKライブラリー『やさしい唯識』として刊行されました。
【目次】
第一章 一人一宇宙
第二章 心が迷う
第三章 意識の働き
第四章 心は微細に働く
第五章 自我に執われてしまう人間
第六章 すべてのものは心が生み出す
第七章 新しい身体観
第八章 心の深層が作り出す自然
第九章 ヨーガの生活
第十章 さわやかな覚醒の朝を迎える
第十一章 他者のために生きる
第十二章 「唯識」をいまに生かす
原本あとがき
学術文庫版あとがき
■著者
【横山 紘一著】
1940年、福岡県生まれ。東京大学農学部水産学科、同文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院印度哲学博士課程修了。立教大学名誉教授、鹿島神流師範、唯識塾」塾長。専攻は唯識思想。著書に『唯識思想入門』『唯識の哲学』『仏教思想へのいざない』『唯識とは何か』『十牛図の世界』『わが心の構造』『「唯識」という生き方』『唯識入門講座』『唯識仏教辞典』『阿頼耶識の発見』ほか多数。

