関東大震災 消防・医療・ボランティアから検証する
【重要】
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■商品説明
1923(大正12)年9月1日、11時58分44秒。東京を襲った大地震は10万を超える人命を奪い、近代国家・日本に深い爪痕を残した。しかし、そこでは被害の拡大を阻止すべく奮闘した人々の姿があった。消防、医療、ボランティア、そして情報。今日、注目を集める災害時の人的活動を通して都市型災害の全貌を追い、共有すべき歴史の教訓を読みなおす。
*本書の原本は、2004年12月、筑摩書房より刊行されました。
【目次】
はじめに
第一章 震災当時の防災体制
第二章 猛火と戦った人々
第三章 放置された重傷者──江東地区における罹災者医療
第四章 大正の震災ボランティア
おわりに
参考文献
学術文庫版あとがき
■著者
【鈴木 淳著】
1962年生まれ。東京大学人文社会系研究科・文学部教授。専攻は日本近代史、社会経済史。東京大学文学部国史学科卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。著作に『明治の機械工業』『町火消たちの近代』『新技術の社会誌』『維新の構想と展開』『科学技術政策』などがある。

