「日本」 国号の由来と歴史

「日本」 国号の由来と歴史

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■商品説明

『古事記』のなかに「日本」はない。『日本書紀』には、ある。これはいったい、どういうことなのか? そもそも「日本」という言葉は、古代中国において、日の昇る木・扶桑のもとにある地をさした。中国の世界像のなかで生まれたのだ。それが、「倭国」を「日本国」と改めるというかたちで承認された。以来、近代日本に至るまでの国号の歴史をあとづける力作!日本、日本人、日本語、日本文学等々、わたしたちは、当たり前のように「日本」といい、自分たちをあらわす国の名(国号)として、何ら疑わずにいる。しかし、その名がどういう意味をもつかということについて、共通の認識をもっているであろうか。小学校や中学校で、「日本」という名の意味を教えられた(あるいは、いま教えられている)だろうか。国歌・国旗については制度化されており、国号が「日本国」であることはたしかだが、その名の意味に関しては、あいまいなのである。これは、明治以来、国定教科書においても、「国体」が強調された昭和戦前期においても、なんら変わりはない。その答えは、「日本」の名がどのようにして生まれ、どのような歴史をたどってきたかを見渡すことでしか、見つけられない。本書は、そうした国号「日本」の来歴について、その登場から近代に至るまでを、ていねいに、厳密に、かんがえようとしたものである。

■著者

【神野志 隆光著】

1946年生まれ。和歌山県出身。1974年、東京大学大学院博士課程中退。東京大学教授、明治大学特任教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授。専攻は、日本古代文学。主な著書に、『古事記の達成』『変奏する日本書紀』『万葉集をどう読むか』(以上、東京大学出版会)、『古事記と日本書紀』『複数の「古代」』「本居宣長「古事記伝」を読む(全4巻)』(以上、講談社)など、多数。

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