統合失調症あるいは精神分裂病 精神医学の虚実

統合失調症あるいは精神分裂病 精神医学の虚実

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■商品説明

昏迷・妄想・幻聴・視覚変容……これらの症状は何に由来するのか。病名の誕生当初から「人格の崩壊」「知情意の分裂」などと理解されてきた謬見が次第に正されつつある。患者はどうして、どんな不具合を抱えているのか。精神科臨床に長年携わってきた著者が、脳研究の成果も参照し、治療につながる病気の本態と人間の奥底に蠢く「原基的なもの」を語る。

*本書の原本は、2004年に小社から講談社選書メチエとして刊行されました。

【目次】
第一回講義 決まり文句を疑う
第二回講義 精神医学に潜む虚妄
第三回講義 急性期医療と「陰性症状」
第四回講義 現実と妄想
第五回講義 妄想の発生と由来
第六回講義 運動が阻害されるということ
第七回講義 取り憑かれるということ
第八回講義 「自我」「自分」「主体」「自己」
第九回講義 何が分裂し、何が統合されるのか

■著者

【計見 一雄著】

1939年東京生まれ。千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉県精神科医療センターの設立に参画、現在名誉センター長。公徳会佐藤病院顧問。精神科救急医療という分野の開拓者で、日本精神科救急学会前理事長。訳書に『肉中の哲学』(レイコフ、ジョンソン著)、著書に『インスティテューショナリズムを超えて』『脳と人間』ほか多数。

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