近世日本国民史 維新への胎動(下)勅使東下
【重要】
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■商品説明
文久2年10月、正使三條實美、副使姉小路公知の両勅使東下。
将軍家茂と相見し、攘夷実行、親兵選貢を旨とする勅書を授くるに、家茂勅諚奉戴の答書をたてまつる。
巷間、志士による私刑横行し乱世の兆し顕著にして、幕威ますます墜つ。
一方、幕府を通ぜず諸大名に直接命令を下されるがごとく朝権一層伸張し、天皇親政の実を半ば現呈せんとする形勢。
今や「尊皇攘夷」は理想でなく現実となり来った。
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著者
徳富蘇峰(とくとみ・そほう)
1863年、熊本県生まれ。名は猪一郎。熊本洋学校に学び、同志社にて新島襄の教えを受ける。明治20(1887)年、民友社を設立、『国民之友』『国民新聞』を発行。貴族院議員を経て、評論家、歴史家。『近世日本国民史』により学士院恩賜賞を受ける。昭和18(1943)年、文化勲章受章。昭和32(1957)年逝去。主著に『将来之日本』『大正の青年と帝国の前途』『静思余禄』などがある。
■著者
【徳富 蘇峰著】

