ミシェル・フーコー [増補改訂]
【重要】
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■商品説明
世界について、人間について展開されてきた西欧の思考空間には限界があったのか。表象への傾き、理性との間合いの取り方など、人間の思考に掛けられたそれらの「鍵」をフーコーはどうやって解こうとしたのか。歴史の言説分析から「合理性」の型の多様さを描き出し、思考の臨界点に挑んだ「知の考古学者」が到達した地点とは? 旧版に付して長大な序文を書き下ろした、著者渾身のフーコー論。
*本書は、「ミシェル・フーコー」(講談社現代新書、1990年刊)を原本として修正を加え、新たに「序文」を書き下ろした。
【目次】
序 文 ある知識人の肖像
序 章 本論のための道先案内
第一章 フーコーの望遠鏡
第二章 変貌するエピステーメー
第三章 外の思考
第四章 権力と主体の問題
■著者
【内田 隆三著】
1949年生まれ。東京大学名誉教授。専攻は社会理論、現代社会論。 著書に『消費社会と権力』『さまざまな貧と富』『探偵小説の社会学』『ベースボールの夢』『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される? 言語と運命の社会学』(岩波書店)、『柳田国男と事件の記録』『乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか』(講談社)、『国土論』『社会学を学ぶ』(筑摩書房)など多数。 編著に『現代社会と人間への問い』(せりか書房)などがある。

