中国思想史

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■商品説明

昭和11年(1936)に『支那思想史』の書名で刊行され、戦後は『中国思想史』と改題してたびたび再刊されて今世紀まで読み継がれてきた概説書の、初の文庫化。孔子・老子に代表される古代思想はもちろん、その後の儒教・仏教・道教の相互交渉、朱子学・陽明学の成立、清代の考証学の確立まで、2000年以上におよぶ中国思想の幅広い歴史を、コンパクトに通観する。
著者によれば、維新以後この種の著作は数種出ているが、いずれも学者の伝記とその著書の解題を並べたものにすぎず、思想推移の跡をたどるに不便である、という。そこで本書では、思想変遷の過程を明らかにし、異質な思想が接触し変化する歴史を描くことに多く筆を割いている。
なかでも本書の大きな特徴は、四書五経の研究を深めた学問「経学」の変遷や、儒教や宋学への仏教の影響について大胆に説き明かしていることで、一人の研究者がこれほどの広い視野で中国の思想史を捉えた書物は、その後著されていない。
学術文庫のロングセラー、『孫子』『墨子』『諸子百家』等の著者、浅野裕一氏(東北大学名誉教授)が巻末解説を執筆。

〔原本:岩波書店、1936年・1957年・2005年刊〕

【著者】
武内 義雄(タケウチ ヨシオ)
1886年、三重県生まれ。京都帝国大学文科大学卒業。大阪府立図書館勤務ののち、東北帝国大学法文学部教授を務め、東北大学名誉教授。帝国学士院(のち日本学士院)会員、文学博士。1960年、文化功労者表彰。1966年没。著書に、『老子原始』(弘文堂)、『論語の研究』(岩波書店)、『儒教の精神』(岩波新書)、『論語』(訳注、筑摩書房)、『老子』(訳注、岩波文庫)のほか、『武内義雄全集』(全10巻、角川書店)がある。

【解説】
浅野 裕一(アサノ ユウイチ)
1946年仙台市生まれ。東北大学名誉教授。著書に、『孔子神話』『諸子百家』『孫子』『墨子』『儒教 怨念と復讐の宗教』ほか。

■著者

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