古代ローマの饗宴

古代ローマの饗宴

【重要】 大文字版オンデマンドの表紙はこの画像とは異なります

上記の画像は文庫版(元本)のカバーです。本の内容をお伝えするために掲出しました。「大文字版オンデマンド」の表紙は、全点統一デザイン(こちら)。カバーはつきません。

■商品説明

永遠なる美食の大帝国で、人々は何をどう食べ、飲んでいたのか?
監察官カトー、武将アントニウス、詩人ホラティウス、『料理書』のアピキウス、解放奴隷、農夫……。当時のレシピも併録する。

キャベツ礼賛者カトー、最高の饗宴を催した解放奴隷トリマルキオ、「真似のできない暮し」をしたクレオパトラ、葡萄酒を愛した詩人ホラティウス、消化不良のキケロ……。養殖の海魚、肥えたヤマネ、乳育のカタツムリなど贅を極めた晩餐から、農夫の質実剛健な食卓まで、二千年前、大繁栄を謳歌した帝国の食文化とは。当時の食材やレシピも多数併録。

「私はなにを語るのでしょう? むろんそれは古代ローマの社会生活や習慣であり、ローマ人の時間の過ごし方や、楽しみ方といったものです。友達と会うこと、愛する人と睦まじく食事をすること、好物の料理を味わうこと。結局のところ、今日私たちがやっていることとそんなに違いはありません。宴会でなにがどのようにふるまわれたかも調査ずみです。また巻末では、いくつか古代ローマのレシピを紹介します。皆様方のお国には、おいしい魚と肉、ハチミツ、それに、ローマ人が好んで用いた品々がたくさんある。だから再現はきっと可能なはずです。」――<「学術文庫版によせて」より抜粋>

※本書は1991年、平凡社より刊行された『古代ローマの饗宴』を元に改変をほどこしました。

【目次】
序章 古代の饗宴へ
第一章 ローマ式宴会の規則
第二章 「美食」ギリシャからローマへ
第三章 カトーの夕餉
第四章 ヴァロとカエサルの晩餐
第五章 キケロ、そしてクレオパトラとアントニウス
第六章 ホラティウスの酒杯
第七章 粋判官ペトロニウスまたはトリマルキオの饗宴
第八章 饗宴詩人マルティアリス
第九章 ユヴェナリスと皇帝たちの食卓
第十章 アピキウスの料理書


著者
エウジェニア・サルツァ・プリーナ・リコッティ(エウジェニア・サルツァ・プリーナ・リコッティ)
ローマ生まれ。1946年、ローマ大学建築学科卒。考古学者。ローマ法王庁アカデミー名誉会員

訳者
武谷 なおみ(たけや・なおみ)
津田塾大学卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了(イタリア文学)。大阪芸術大学文芸学科教授。

■著者

【】

この大文字版オンデマンドは書店では購入できません

¥ 2,728 (税込)
送料について

在庫 在庫有り

閉じる

前へ 次へ